養老渓谷〜麻面原〜小湊〜勝浦
今回は山奥。養老渓谷
外気温より2度は低いというアイスタッチのTシャツと新しい保水系の帽子。
翌日筋肉痛にならないと言われているアミノバイタルプロの効果を確かめるのが目的。
千葉駅から内房線に乗り、五井駅で乗換え、小湊鉄道に乗る。
乗った列車の中では、若い車掌さんが、乗客の子供を楽しませて遊んでいる。
しかも、養老渓谷で降りる人には、車内で地図も配っているし。
う〜ん。ローカル線の良さだね。
そうこうしているうちに、列車は養老渓谷駅へ到着。
(養老渓谷の駅)
駅で自転車を組み立てていると、はじめてきた方達がもらった地図と看板の地図を見比べて悩んでる。
まあ、そうだわね。
(現在、悩み中)
実をいうと今回の自転車はニュシリーズではなくて、AM-GT。
理由はニューシリーズのフレームは、フロントをシマノのインナー30歯のトリプリにすると、
ギア板がフレームのジョイントにあたるから。
という事でひさしぶりにAM-GTに乗る。
しかしポジションがニューシリーズと違うので、慣れるのに大変。
AM-GTは52X42X30と9〜25。ステンレスジュビリーは52X42X30と9〜26。
走っていると、さっき、駅前に居た女性のグループが地図を見ながら悩んでいる。
この道であっているよ。
と言おうと思ったが、その後ろをハイカーが歩いているので、問題ないだろうと判断して先へ進む。
斜度の急な下りを走る。ブレーキが甘い。
やっぱ、ショートアーチのブレーキの方が良い訳だね。
走っていると、小雨も降ってくる。
あれ?これじゃあ、アイスタッチの効果を調べようがないかな?
(養老渓谷にかかる橋のひとつ)
橋を渡って、養老温泉のあたりを通り。小田代の交差点から、斜度のきつい上りに入るが、
チェンがいきなり内側に落ちる。
あれ?
(斜度がきつくなりはじめる道。ここから先が地獄・・)
チェンをいれて走りだす。
変速の調整があってない。変速機のストッパーが緩んだか?
(このあたりに居たイトトンボ)
イトトンボの写真を撮っている時に腕とズボンにやぶ蚊がとまって血を吸おうとしている。
腕にとりついた蚊は奥さんが殺生。
この道は7月一杯まで一通となり、後ろから車は来ない。
しかも、今日は前からも車が来ない。
車がこないんだったら、道を目一杯使ってもかまわないだろうと、左右にふりながら走る。
まあ、俗にいうジグザグ走行って奴ですな。
道をまっすぐ登らない分かなり楽。
(ひと坂のぼった脇の風景)
さらに登る。
今回はムリはしないで、休憩も多めに取ってみる。
蚊はサロメチールの匂いも嫌うので、蚊よけに筋肉を冷やすスプレーをかける。
休憩をしていると、身の回りを大きなスズメバチがグルグル回っている。
げ!こいつは危ない。
刺激をしないようにゆっくりと逃げる。
(山火事には注意しましょう。)
そうこうしているうちに、三差路が見えてくる。
ふう〜。きつい上りはもうほとんど無しと。
今回はかなり楽だったな〜。
後はもうほとんど下り。
いっきに走る。
しかし、登りで左側のペダルがカクっとなる感覚がある。
おや?ペダルがゆるんだか?
さらに走っていると、踏み込むと右側のクランクがギシギシ音がする。
BBが緩んだか?
いや、これは、クランクの固定が緩んでいる。
しまった。8mmアーレンキーもってきてない!
クランクを交換した時の固定が甘かったか?
とりあえず、騙し騙し行くしかないか。
とクランクが外側に外れないように注意しながら走る。
まあ、シマノの嵌合方式だから外れないかぎり強度は問題ないだろう。
走っているうちに麻面原へ到着。
Yahooにも使われたんだから、今年もちゃんと行っておかないとね。
(まだまだ咲いているアジサイ)
さすがにシーズンをすぎたのか、売店は閉まっているし、人もほとんど居ない。
ここで、食事をする。
近くで食事をしているおっちゃんが、モールトンの事を聞きにくる。
今回は値段の事は聞かれなかったので、軽く対応する。
|
|
(AM-GT)
|
(お寺)
|
ここの所、連日かなり暑かったので、水筒の他に、生茶の500ml 2本と水を500mlを氷らせてもってきた。
開けてみたが、まだかなり凍っている。
今日の温度のせいか?今日はとても涼しい。
さて問題はクランク、緩んだボルトを6mmのアーレンキーと適当な工具を重ねて使ってみる。
少し締まる。
さて、どうすっか。小湊あたりに行けば、工具屋か自転車屋ぐらいあるだろう。
と県民の森へ向かう。
快適な下り。すぐに休憩所も出てくる。
なぜかツクツクボウシが鳴いている。
あれ?もう秋だっけ?
|
|
(県民の森の道)
|
(休憩所)
|
空は雲っている。
|
|
(目の前の栗にはもう実がなっている。)
|
さらに下る。
快適。快適。
登ってくるハイカーの視線をあびながらどんどん下っていく。
気圧の変化で耳に痛みが出てくるほど。
一気に県民の森の入り口まで下る。
ふと入り口を見たら、
|
|
(ヒルガード??)
|
ヒルがでるそうな。
すごいな。
さらに先を目指す。
クランクはあいもかわらずギシギシ言っている。
どこまで持つか?
この辺まで降りてくると、少し暑くなってくる。
涼しさは高度のせいだったか?
|
|
(天津小湊の海)
|
(磯遊びもできる)
さてと、自転車屋かホームセンターを探すが、よく解らない。
じゃあ、鴨川か勝浦まで行けば、途中にあるだろうと安易に判断し、勝浦方面へ行く。
誕生寺の脇で、すごい名前のトンネルを見つける。
|
|
(ワシントンみたいな物か?)
|
(交差点もそうか?)
日蓮トンネルには、自転車はちょっと通行に問題がありそうなので、誕生寺方面の海側へ向かう。
段々、車も少なくなり、それなりの登りにもなってくる。
しかも落石注意の看板まである。
大丈夫なのかな?
と思っていたら、前から対向車が来る。
どうやら道は繋がっているらしい。
目の前にトンネルを見つける。
トンネルの向こうから車が連なってきている。
(海側のトンネル)
とトンネルと抜けると、そこは、ひらけた海だった。
カメラマンが撮影をしている。
どれどれと見てみると、をを〜。これはすばらしい。
こんな景色があったんだ。
とカメラマンの脇で撮影までしてしまう。
|
|
(トンネルをぬけて振り返った小湊方面の景色)
|
このまま、この道を行くと、さっきの日蓮トンネルの道路にぶつかる。
しかし、自転車の道は無し。
|
|
(橋の脇には何か道が見えるが・・・)
|
これはどう行けばよいんだ??
国道を渡った正面と下に道がある。
下にトンネルがあったので、いけるかと思ったらこれは通行止め。
国道を渡って正面には山奥へ行くような気配があって繋がっているかどうかも解らない。
とりあえず、橋を歩いてわたってみる。橋の脇の道らしき場所は結局つながっていない。
しょうがないから、このトンネルの中を走ってみる。
(トンネルを通った後で振り返ってみたら、わき道がしっかりあった)
トンネルを抜けて、後続の奥さんを待とうと振り返ったら、なんとわき道があった。
そうか、国道を渡ればよかったんだ。
次回はあそこを走ろう。
しかし、風は向かい風。自転車屋やホームセンターは見つからず。
そのまま先へ進むと、今度は行川アイランドの前を通る。
(現在、経営不振な行川アイランド)
行川アイランドから先は歩道が広くなっている。
逆側の歩道も広い。
こちら側の歩道の方が草が多くはえているから、こっちはあまり使われていないな。
と思いながら走っていると、目の前を猿が横切る。
え?猿???
こんな所に野生の猿が居るとは、驚いたぁ〜。
トンネルの前で歩道は途切れて逆側の歩道がトンネルの中へ入っている。
やっぱり、そうか。
行川アイランドから先は国道を海側よりの道を走った方が良いという訳だな。
とまあ、走っている自動車の間をぬって道を渡る。
アロマテラピーのホテルの看板とかが出てくるが自転車屋もホームセンターも無し。
あれ、やっぱり鴨川に向かうべきだったかな?向かい風だったし。
このあたりにくるとトンネルのある所は、歩行者自転車用にトンネルが別にあり、走行中の不安も無い。
小湊と行川アイランドの間だけだったか。
そうこうしているうちに、勝浦の市街に入る。自転車屋を見つけたが、もう駅はすぐそこ。
とりあえず、まず駅の観光案内でお風呂を聞く。
いま来た道を少し戻るとの事なので、その自転車屋で8mmアーレンキーを求めたが、
緩んでいる所を知らせたら、店員のにいちゃんが絞めてくれた。
これは感謝。
でももうちょっと絞めて欲しかったけど・・・・
旅館に行ったら、今、丁度、海水浴あがりの人たちがお風呂に入っていて、
混んでいるとの事。
しょうがないからまた駅に戻り、帰りの電車を探す。
土日走っている新宿わかしおがある。その後はビューわかしお。
どっちに乗るにも時間がある。
再度、感光案内所へ行き、お風呂を訪ねる。
ホテル三日月と銭湯を教えてもらう。
う〜ん。ホテル三日月はな〜。前に行った時に値段の割にはあまりよくなかったからな〜。
という事で銭湯に行く。
街中を走って、松ノ湯という銭湯を見つけたが、しかし、こ、これは古い。
めっちゃノスタルジーを感じるぞ〜。
でも入る。
中にはエアコンもない。扇風機だけ。
でも、お風呂にはジャクシーがあったりする。
不思議だ。
風呂からあがって、銭湯を良く見ると、体重計があるが、これがまた古い。
この体重計、骨董品で売ったら、けっこうな値段になるぞ。
そうそう、もちろん。風呂上がりには、コーヒー牛乳。
しっかり腰に手をあて一気に飲む。
風呂で汗をながしたので、勝浦駅へ向かう。
(勝浦駅)
自転車をばらし、キップを買おうと思ったら、新宿わかしおに間に合う時間。
でも、緑の窓口では、2人前の人に手間がかかっていて、なかなか終わりそうもない。
前の人がしびれを切らして、キップを買わずに、ホームへ入っていく。
うちらは、まあ、焦る旅でも無しって事で、ゆっくり待って、新宿わかしおの30分後のビューわかしおのキップを買う。
|
|
(ビューわかしおの車内)
|
電車にのり、荷物置き場に自転車を置く。
横置きでも全然問題なし。
蘇我で快速に乗換、自宅まで。
結局、凍らせた生茶は自宅まで凍っていた。
今回の目玉。
1,アイスタッチは効果大。汗をかいてもすぐに冷える。
2,アミノバイタルプロは翌日は筋肉痛を感じない。きつい運動でも辛くはなかった。
3,道を横切る猿。
4,ローカル線の車掌のにいちゃん。
5,骨董品で売れると思う銭湯の体重計。
6,気の早いツクツクボウシ。
7,何かあるか解らないから工具はちゃんと用意して置こう。
戻る
インデックスへ