カンパ エルゴレバーとシマノ Dura-Aceのつなぎ方

どうやって、エルゴレバーとDura-Aceのリアメカを合わせているのか?
と言う質問が幾つか来ておりますので、ここに載せます。


モールトンに付いてくるコグの歯は9,10,11と一体化されており、ギヤの歯のスペースは、
どちらかと言えばシマノの幅に近いようです。
しかしシマノのSTIレバーはレバーからワイヤーが飛び出していますので、僕はそれを嫌って、
カンパのエルゴレバーを使っております。
使っているのはリアは8足で使う事を前提をしております。
で、用意するの物は、今売っているもので、

エルゴレバー     カンパ エルゴレバー9足用(98年モデル)。
リアディレーラー   シマノ Dura-Ace9足用リアメカ(7700シリーズ)。
フロントディレーラー シマノ Dura-Acre9足用フロントメカ。 カンパでもどちらでも可
ギヤ歯        シマノ Dura-Ace8足用ギヤ(4足目〜8足まで)。
スペーサー      サイズ3.1mm(シマノでは幅が狭い)。
         5と6の間、6と7の間、7と8の間の3枚(4番目はギヤをトップ用のものを使う)。
チエン      Dura-Ace 8足用。


カンパレコードのエルゴレバー9足用。
趣味が別れる98年モデルのハンマーヘッドタイプ。
デザインは今一つ好きではないですが、
僕にとっては、こっちの方が97年モデルのカンパのエルゴレバーよりも使い勝手がよいです。
ブレーキレバーも8mm程ハンドルに近づいたので、
女性も使う事ができます。
シマノのSTIレバーは、変速機構がレバーの頭に乗っかっている為、ブレーキーの引きが重いですが、
カンパは変速機構をボディに内蔵したので、
レバーの引きは軽い力でできます。


シマノ Dura-Ace9足用リアメカ(7700)
ワイヤーの設定は、9足用のポジションに合わせる。

スペーサーの幅が肝心。
シマノのスペーサーでは、幅が狭いので、3.1mmぐらいのスぺーサーを用意する。
たまたま ランドローパーに使ったSRPのチタンコグに付いていたスペーサーが余ったので、それを使っている。
後はリアメカとワイヤーを調整するだけ。
きれいに8段変速ができます。
Dura-Aceの変速性能と、カンパの操作性の両方が手に入り、しかもモールトンの一体型トップ3枚でもすっきり変速ができます。

組み付けた状態。
シマノだけにくらべて、すこし、幅が広がっている。

ワイヤーもハンドルから飛び出さす、しかも変速もスパっと入るという
とてもおいしい状態となっております。
使っていて思うんですが、変速ワイヤーを外に出したからと言ってワイヤーを内蔵するよりも、変速性能が上だとは感じないんですけどね。
9足エルゴレバーはラチェット式で、次のギヤのポジションにも軽く行くし。
Dura-AceのSTIレバーは、変速してもレバーが外側に外れないように、レバーの本体の外側に金属のデッパリが出ていて、
そのデッパリとレバーに手の皮を挟んで、とても痛い思いをした事がありますが、
ユーザーインターフェイスが悪いんですよね〜。
Dura-Aceもフライトデッキになるんだから、変速ゲージの必要性も無くなった訳だし、
ワイヤーの飛び出しと、金属のデッパリをなんとかしてもらいたいものです。



戻る